2013年3月 卒業旅行の学生さんからの旅日記です

昨日の夜から肌寒くなり、今朝も風がちょっぴり冷たいヨルダンです。午後13時現在のアンマンの気温は15度なり。それでも太陽は燦々と照っております。このくらいの気温のほうが過ごしやすいかな~。

ヨルダンの4月はお花の季節。今年は天候異変で1月~3月半ばまでの雨がすごく少なく (ほとんど降らず)、2月の気温がやたら高かったのでいそいそと咲き始めました。が、その後3月後半の大雨と寒波でお花たちもビックリ仰天。そんな感じで天候異変に翻弄され… やっと天候が落ち着いてきた4月です。

ヨルダンではポピーのお花もきれいに咲いています。黄色の花畑に赤いポピーの花が映えています。うーーん、いい季節!! さて3月前半にいらしてくださったお客様からのお便りをご紹介します。卒業旅行でいらしてくださったお客様です。この4月から会社で新人研修を受けておられるそうです。学生最後の旅行先にヨルダンを選んでくださいました。ありがとうございます。

ポピー

連絡が遅くなってしまい申し訳ございません。旅行について少しまとめてみました。駄文かつ長文で恐縮ですが、ご一読頂ければと思います。

帰国してから1週間が経ちますが、いま振りかえって感じるのは “本当にオモシロかった!!” という満足感です。では、何が、どうオモシロかったといいますと、、、

まずはやっぱり食事です。

初日の晩ゴハンはドライバーに「ココはオススメだ!」と太鼓判を押された店、ハーシェム・レストランで頂きましたが、さくっとアラブの洗礼を受けました。まず店が汚い。ビックリしました。それにスタッフが受付してくれない。呆然と立ちすくんで不安な顔をしているジャパニーズ2人を尻目にホール係は無視を決め込み、髭を生やしたオッサンは延々と何かにオリーブオイルを注ぎ続けています。そして得体のしれない食べ物。なんとか席について食べ物を持ってきてもらいましたが、ナンのようなものはまだしも、ドロドロでオリーブオイルにまみれた宇宙人が食べるような料理は間違っても美味しいと言えるものではありませんでした(スミマセン)。

初日からヨルダンで生き抜く自信を失っていた我々でしたが、次の日の朝食で現れたモノ・・・それは昨日と同じ料理でした。それなのに、自分でも本当に驚いたのですが、この料理がとても美味しく感じました。僕が受け入れたというか、新しい味覚に目覚めたというか。あとで聞くとホブズとホンモスなるヨルダンを代表する食べ物はそれ以降僕の大好物となり、ホテルの朝食に出ていない時は「なんでやねん!」と不機嫌になるほどでした。特に僕はホンモスに野菜やヨーグルト、他の料理のソースなんかを混ぜて自分なりのアレンジをするのが好きでした。

その他ではラム肉が超絶的で、炭火焼、タイ米との炊き込みごはんの美味しさにほれぼれします。加えてトマト。生でも十分おいしいですが、加熱するとやわらかくて甘いジューシーな果汁が溢れるのが忘れられません。今でもとっても食べたいヨルダン料理ですが、神戸に無いのが残念です。。。


続いてアラブの人たち。

本当に、本当に、本当にインパクトのある方々でした。基本的に視線を合わせて微笑みかければ笑って手を振ってくれる人が 9 割(軍人含む)、睨み返してくる人が 1 割くらいでした。後者は怖い人ではなく、ただ単に虫の居所が悪いだけ、といった印象。おそらく皆さま日本で言う自由人(気分屋という意味で)が多いのではないかと思いました。

たくさんの人とふれあう機会があったので個々の事例を挙げ始めるとキリがありませんが、特に朝食で同席した団体ツアーのガイドの一言。彼の皿にホンモスが乗っていないことを突っ込むと、「ホンモス!? 毎日毎日食ってるからもう食べたくねぇよ。俺の血を病院で検査してみな、70% はホンモスだぜ。」と言っていたことが笑えました。また、高速道路でガソリン満載のタンク車をトラクターで引っ張ったり、絡み方が日本の(ややこしい)若者と変わらなかったり、ジープツアーの最初はやる気ゼロだったけど最終的には日本人 2 人と仲良しになったベドウィンの方々も忘れられません。そんな中で言葉の壁さえ乗り越えられればこの人たちの中で暮らしてみるのも面白いだろうな、とひそかに思っていた自分がいました笑。

それぞれの観光スポット。

これは省略させて頂きます。どこも本当に素晴らしく他の方と同じ感想だと思いますので。僕の中の1位は砂漠の日の出でした。

ドライバーについて。

今回のドライバーは 5 ヶ国語が話せてヨルダンの何もかも知りつくした歴戦のオッチャンといった印象でした。紳士的で僕らのことをよく気にかけてくれ、運転中に広がる景色についていろいろと教えてくれたりおいしいレストランをいくつか紹介してくれました。加えてよく道端のカフェでターキッシュコーヒーをおごってくれたり、奥さんの手料理だというお弁当をふるまってくれたりと手厚くもてなしてくれて、もちろん予定が滞ったりすることなく快適に旅行できました。ただ「一番安い店に連れて行ってやるから土産はみんなそこで買うんだよ。」と言われて訪れたマダバのハンディクラフト店のイヤに高い価格としつこい店員の勧誘が気になりました・・・まさか斡旋なんてことは無いと思いますが 笑。とにかくドライバーは本当に良いオッチャンでした。

最後にヨルダンについて

ポピー

エキゾチックで楽しい、というのが観光客としての率直な感想です。今後ヨルダンがもっと発展してほしい、良い国になってほしいと思いました。これからヨルダンが発展する道のりを描くためには実績のある西洋諸国の発展をモデルにすることは一つの方法だと思いますが、アラブの国と人にとって最適な発展方法とは何なのでしょう?(かくいう日本は西洋化を採って発展した国ですが)。

資本主義の経済と民主主義の意思決定方法を多くの先進国と呼ばれる国が採用していますが、それ以外に世界の中で国が上手く発展する方法は何なのでしょうか?ヨルダンに来てこんな疑問がさらに強まった自分です。ただこれに気付けただけでも学生のうちにヨルダンに来れて本当によかったと思っています。 木村様、ありがとうございました。

学生さんの視点からの旅日記、いかがでしたか? 学生さんのフレッシュな感性がビンビン伝わってきました。素敵な旅日記をお送りいただき、ありがとうございます。お一人お一人のこうしたご旅行を通して、中東への関心が少しでも高まると嬉しいです。まぁ、もともと全く関心のない人は旅行にすらいらっしゃいませんが…。旅行に来てくださった方が周りにヨルダンの良さを宣伝してくださったら嬉しいです。

今回のご旅行記を含め、皆さまからのご旅行記で際立っているのが、ワディラムが一番印象的だった、というご意見です。別のお客様からも「家族で最も心に残ったのは、ワディラムです。何も音のない中での夕暮れ、満天の星空…」とお書きいただきました。やるね、ワディラム! 私はここ1年ほど行っていません。あーー、そろそろプチ・休暇でワディラムに行ってみようかなぁ。

 

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中東を旅するツアーコーディネータ。ヨルダン・レバノンに7年間滞在後、現在はトルコ在住。アラブ世界で泣いたり、笑ったり…異なる文化と言語に囲まれて奮闘する中東での生活をレポートします。地元密着の情報もどんどんアップしていきます。

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