ヨルダンで性犯罪被害に遭わないために

在ヨルダン日本大使館から、ヨルダンでのセクハラに関するお知らせが届きました。

まず以下のようなセクハラが報告されているようです。

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■邦人の被害
(1) 4月、アカバにおいて、午後8時頃、在留邦人の女性2名が路上を歩いていたところ、後ろから4,5 人の青年が近づいてきて、そのうちの1名が後ろから女性1名の身体を触った。それを止めようとしたもう1人の女性が同一人物に棍棒のようなもので手をたたかれた。

(2) 5月、アンマンのダウンタウンにおいて、午後9時半頃、邦人女性旅行者が、外出から滞在中のリビエラ・ホテル(RIVIERA HOTEL)に戻り、自分の部屋に入ったところ、部屋の電気が消えた。受付に連絡したところ、受付担当者(エジプト人)が部屋に来て、部屋の奥のベッドの横のコンセント付近を修理し始めた。求めに応じ、邦人女性が携帯電話で修理箇所を照らしていたところ、受付担当者が女性の身体を触ったり、頭、首、肩にキスをした後、女性をベッドに押し倒したが、抵抗の結果、幸い未遂に終わった。女性は、抵抗した際に首に引掻傷を負った。加害者は、警察に逮捕された。

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うーーん。2番目などはかなり深刻ですね。以下は大使館からの忠告です。
【セクハラ被害に遭わないために】

ヨルダンは安全と思われている面があるかもしれませんが、邦人女性から大使館に対し、セクハラの連絡が寄せられています。平素から性犯罪被害に遭わないためにはどうすべきかについてお考えいただき、以下のような点にご留意願います。
・ホテルやアパートの部屋など物理的に閉鎖された場所で男性と二人きりになることは絶対に避ける。

・男性が身体を触ってきたり、異常に接近する、親しげに話しかけてくる、後をついて歩いてくるなど、男性の態度がおかしいと感じたら、きっぱりと断る、大声を出す、その場を走って逃げる、などする。
・余裕があれば、911(日本の警察と消防をあわせたようなもの。英語での対応可)に電話する。
・普段から胸元が見えるシャツ、短パンなど露出の多い服装は避ける。
・普段から帰宅時間が遅くならないよう留意する。
・夜間歩く際は、複数であっても安心せず、行動する時間帯に留意する。

・タクシーに乗る際は、助手席には座らない。

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上記の注意点を読んでお分かりのように、ヨルダンでの性犯罪被害はちょっとした注意で防げるものばかりです。また、ヨルダンの性犯罪への処罰は非常に厳しいです。体にちょっと触れられたなどのちょっとした被害でもすぐに警察に届けてください。ちょっとしたセクハラでも、3か月から数年の服役になることもあります (刑務期間についてはちょっとうろ覚えですが、かなり厳しいなと思ったのを覚えています)。

上記の注意点に加えて私が付け加えるとするなら、できるだけ写真を撮ってください、ということです。加害者の写真があれば、もうこっちのもの。アラブは逃げ足だけは早いですが、写真があれば警察に突き出せます。また写真を撮ろうとすると、ひるんで逃げ出すアラブばかり。恐がりで小心者なんです、アラブ男性って。

だから、堂々と立ち向かってください。ヨルダンでのセクハラは、知能犯というよりちょっと魔がさしたおバカがほとんど。日本人女性にスキがあることも多いのです。大声を出したり、ハッキリと強い口調で「NO!」というだけで、相手はひるみます。日本人のあいまいな微笑みが誤解を招くことも多いので、嫌な時は怖れずに「イヤ!」とはっきり伝えてください。

せっかくの旅行を楽しいものにしていただくためにも、YES と NO をハッキリと主張できるツーリストであっていただけたらと思います。

フォロー Naoko:

中東を旅するツアーコーディネータ。ヨルダン・レバノンに7年間滞在後、現在はトルコ在住。アラブ世界で泣いたり、笑ったり…異なる文化と言語に囲まれて奮闘する中東での生活をレポートします。地元密着の情報もどんどんアップしていきます。