パリの同時多発テロを受けて

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何とも痛ましいニュースが入ってきました。パリでの同時多発テロ。120名以上が亡くなり、負傷者はそれを上回る数に上るということですね。さらに負傷者の中には多数の重傷者がいるようです。イスラム国が犯行声明を出したということです。

今年の1月に人質事件が起きた時に、「受難のヨルダン」という記事を書きました。http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201502010001/  この記事にはFacebookでもたくさんの「いいね!」を押していただきましたので、読んでくださった方が多かったようです。その中で、こんな風に書いていました(以下引用)。

ヨルダン=危険なのではなく、むしろイスラム国に参入している欧米からの戦闘員のことが問題視されています。フランス人のルームメートとも話していますが、かえってヨルダンの方が安心かも…という側面もある。フランスからは1000人以上がイスラム国の戦闘員になっているようで、こうした人たちがフランスに帰って来た時にテロなどの危険が増すと言われています。

テロなんて、一時はごく限られた国だけの問題だったかと思いますが、イスラム国の台頭+インターネットの普及に伴って、今では世界中でその危険があります。イスラム国のツイッターやサイト、暴力的な動画なども、ごくごく普通の一般人が世界中でアクセスできます。
ですから、テロの確率という観点からいえば、ヨルダンが危険というより世界中が危険です。ヨーロッパでのテロなんて、いつ起きてもおかしくない。こうした側面が全く伝えられず、ヨルダンにだけ「危険」というレッテルが貼られるのはちょっとおかしい。

ですから、ヨーロッパでのテロは必ず近いうちに起きると思っていましたし、起きるとすればまずはフランスであろうとも思っていました。今回の事件を受けて、やっぱり…というのが正直な感想です。

ドイツはシリア難民を受けて入れているのでまずテロは起きないだろうという楽観的な意見もありますが、私としてはドイツも例外ではないと思います。イスラム国はシリアを捨てて難民になっているシリア人たちをも非難しています。ですから国を捨てるとどうなるか、といういわゆる”見せしめ”的にドイツ国内でもテロ行為が起きる可能性は十分にあります。

テロとの戦い…。いったん始まってしまったからには、終わりはないでしょう。そしてもっと世界に拡散していくと思います。イスラム国なんて1,2年前には存在すら知られていなかったのですが…。欧米諸国の努力?がかえって過激派を育てるという皮肉な結果になっている感は否めません。もっとも大多数のアラブの意見としては、イスラム国はアメリカが作り出したもの、ということですが…。こうした政治絡みのうんぬんは当事者と神のみぞ知る世界。でも私たちが直面している現実は、テロとの終わりなき戦いが今後も続くということです。

今回の事件で、これ以上犠牲者が増えないように願っています。


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中東を旅するツアーコーディネータ。ヨルダン・レバノンに7年間滞在後、現在はトルコ在住。アラブ世界で泣いたり、笑ったり…異なる文化と言語に囲まれて奮闘する中東での生活をレポートします。地元密着の情報もどんどんアップしていきます。

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