アラブ流はここトルコでも健在…

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いやぁ、今日は久しぶりに、嗚呼!アンタはアラブやなぁ…とつくづく感じる出来事がありました。それはイスティクラル通りの一角でのこと。
イスタンブールのイスティクラル通りは、お店が左右に延々と立ち並ぶ目抜き通り。ツーリストもたくさん。多いのはアラブ圏やイランなどからのツーリスト。このご時世、日本人はここにまずいませんし、欧米人も少ない。それでも人でひしめき合っています。
おおっ、いい写真を見つけました。どこかからお借りしました。

現在のイスティクラル通りは、こんな感じかな。インターネットでの写真を見ると、さらにもっと賑わっていた時期もあったようです。今、非常事態宣言が出されているトルコでは観光客が激減しているようですから、賑わっているといってもかつての賑わいには程遠いのかも。
さてこのイスティクラル通りの一角に、パレスチナ人経営のアラブのファーストフードのお店があります。扱っているものは、ファラフェルやシャウルマ、マクルーベなどヨルダンやシリア、レバノンではお馴染みの庶民向けアラブフードの数々。オーナーはパレスチナ人だということですが、たぶんヨルダン育ち。お店のスタッフはシリア人ばかり。いわゆる難民たちです。
このお店、ファラフェルがとてもおいしくて、今まで食べたイスタンブールのアラブ料理店の中でもダントツ。新鮮だし、カリッとしつつ、油っぽくない。ファラフェルをご存じない方のために説明を簡単に付け加えますと、ファラフェルとはひよこ豆のコロッケ。またまたインターネットから拝借。

アラブたちは、このファラフェルをサンドウィッチに入れて食べます。新鮮なファラフェルはサクサクっとしていますが、お店によっては、ファラフェルがベトッとしていることもあります。このパレスチナ人経営のお店はなかなか良いお味でお気に入りでした。
でも今日このお店に行きましたら…お店は開けているもののリフォーム的なことをしています。ちょうどリフォームが終わって、後片付けをしているような段階。それはいいのですが、床の掃除をしているアラブ男性(シリア人)が明らかにキレている。なんで自分一人でこんなこと(つまり掃除)をしないといけなんだ! とぶつくさ文句をたれながらダラダラと動いています。そして床を履くためにテーブルや椅子を動かしているのですが、テーブルも椅子も鉄製のものなので、引きずるとすごい音が出る。畳4畳ほどの狭い店内にいるのに、すぐ隣でガチャン・ガタン・ドーン・ギーギーと私たちにお構いなしで物に当たりまくっている。
私たちの会話ができないくらい。そして誰もこの男に注意すらしない。このお店はパレスチナ人経営と書きましたが、オーナーはいつも不在で息子とやらに店内を任せています。この息子とやらが、たぶんヨルダンでは大学生で、夏の間だけトルコに来て仕事をしているっぽい。ヨルダンによくいるプライドが高くて頭が悪そうな20代前半の学生で、親がちょっとお金を持っているもんだから何の努力もせずに、プライドだけが育ってしまった典型的なヨルダン若造。彼はシリア人のスタッフをいつも顎で使って、自分はボケっとレジ担当。お金だけはしっかり握っている。
この一応責任者の若造は、この切れまくっている従業員に何の注意もせず、単に「早くやれ」と顎をしゃくっているだけ。そんな調子ですから、店内ではガタン・ギーととにかく騒音だけが。これには私がキレまして、「ちょっと!」とこの男に声を掛けました。「音を立てないで! お客がいるんだから。椅子を引きずらないで持ち上げたら、そんな音出ないでしょ。」
これに対してこの男は「はぁ?この椅子2キロあるんやで。持ち上げろゆうんか?」と私へ文句を言ってくる。知りませんわー、そんなこと。 2キロだろうが5キロだろうが、音を立てないのがお客への配慮やろ~。こっちはお金払ってるんやから! 何なの、この男。アラブやなぁ、やっぱり。日本だったらそっこうクビ。なんでこんな奴が働いているのか。さらに責任者の若造は何をしている?
もうね、アラブ流のビジネスは世界では通用しないんですが、ここトルコでも同じやり方。ここのお客はアラブばかりですから、アラブはこれからも来るでしょうけれど、私たちはもう来ませんね。アラブだけを相手にするつもりならいいんですが、もっとビジネスを拡大したいと思っているなら難しいでしょうね。実際、アラブ以外のお客を見たことがありません。
一番問題は責任者。お会計の時にこのダラダラした若造へ「ちょっと今日の対応はひどすぎる」とクレームを入れると、むっとして黙りこくる。あ、これもアラブ流。謝れない。問題を指摘されたときに対応する能力がゼロ。怒るか逆ギレするかのどちらか。情けない~。料理担当のシリア人の従業員は「いやぁ、こんなにひどいのは本当に今日だけだから。約束する」と執り成すようにいってきます。そして、掃除をしていたシリア人男性も最後には「I am sorry」と言っていました。
シリア人にはもともと謙虚な人が多いし、性格もマイルドで接しやすいのですが、このヨルダン人の若造は全く救いようがありません。20歳そこそこで人生経験もないのにプライドだけ高いのはねぇ。アラブ流、健在! ヨルダンを離れてこのアラブ流に接することはほとんどありませんが、イスタンブールにもアラブは多いですからね。
シリア人はトルコに難民として入ってきているので、この国でどん底を経験してプライドなんてものはほぼ捨て去っている状況ですが、ヨルダン人とかレバノン人というのは、同じアラブであっても他人の不幸は対岸の火事。きっとこのレストランで働くシリア人たちも、低賃金で朝といわず夜といわず働かされているんだろうなぁ。
というわけで、もうこのお店にはいきません。ファラフェルが食べたくなったら…家で作りましょう(笑)。オーナーの采配が悪いとこうしてお客を失い、リピーターを作れない。失敗を指摘されたときに素直に「ごめんなさい。今度は必ずご満足いただけるようにしますので、また来てくださいね!」と言えるようなら、お客は戻ってくると思います。
やっぱりサービス業は「また来たい」と思わせないと…。職種は違いますが、旅行というサービス業に携わっているものとして、リピーター獲得がサービス業を成功させるカギかなと思っています。アラブ流(というか、ヨルダン流?)に久しぶりに接して、ヨルダンではこんなこと日常茶飯事やったな~と懐かしく❓思い出したのでした。


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中東を旅するツアーコーディネータ。ヨルダン・レバノンに7年間滞在後、現在はトルコ在住。アラブ世界で泣いたり、笑ったり…異なる文化と言語に囲まれて奮闘する中東での生活をレポートします。地元密着の情報もどんどんアップしていきます。