不毛な争いはもうやめましょ

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イスラエルでまたまたユダヤ人とパレスチナ系イスラエル人との間で問題が起きているそうな…。また不毛な争いを…。誰が一体得をするのかさっぱり分かりません。
発端は、イスラエル国籍を持つパレスチナ人(アラブ)3名が自作の銃でイスラエル兵2人を銃殺したことから起きました。この3名のアラブは殺され、銃撃を受けたイスラエル兵2名を含めると結果的に5名が亡くなりました。これが起きたのが、アル・アクサー・モスクと呼ばれるモスクの敷地内で。
このモスクは「神殿の丘」と呼ばれている場所にあり、金色のドームで有名ですね。ユダヤ人にとってもアラブにとっても神聖な場所とされています。ユダヤ人にとっては、かつて神殿が建てられていた場所ですから、聖なる場所です。

このアル・アクサー・モスクには、金曜日のイスラム教の礼拝時に何千というイスラム教徒(つまりアラブ)たちが集まります。ここで銃撃戦があったので、このモスクは一時的に閉鎖され、その週の金曜日の礼拝は中止されました。そのことでもアラブからのかなりの反発があった上に、イスラエル側はこのモスクに入る入り口付近に金属探知機を取り付け始めましたので、アラブからの猛反発にあい、衝突が起き始めます。
金属探知機というのは、空港とかに設置されているようなメタル製のもので、一人ずつこのメタル内を通る仕組みになっています。何かが反応するとピーピーと音を立てます。安全の確保のために取り付けた、と説明するイスラエル側ですが、アラブ側は納得せずに問題はどんどん大きくなり…
ヨルダン側も外交によって介入し、最終的には数日後にこの金属探知機が取り外されました。

イスラエル側としては、高性能のカメラを取り付けることで対応する構えです。アラブ側はこれに反発しています。金属探知機にせよカメラにせよ同じことや! という反発。
でもね…個人的な意見を言わせてもらうと、ヨルダンでは空港のみならず、ホテルやモールの入り口にもこの金属探知機が取り付けられています。ここイスタンブールでも、モールに入るときや地下鉄にも金属探知機があります。ちょっと考えても分かると思いますが、中東では全く日常の光景。
モールにすら金属探知機があるのに、モスクの入り口に取り付けられたことでここまで騒ぐのはどうしてでしょう…。日常的に見ているものなのになぁと思います。それから大体、もともとの事の発端は、アラブ3名がイスラエル兵を射殺したことから起きたことでは❓ なんでそもそも、こうしてわざわざ問題になることをしでかすのか理解に苦しみます。
もちろんアラブ側にも言い分はあるでしょう。でも、絶対に報復されると分かっているのにわざわざこうした意味のない挑発行為をすることがそもそも不思議。以前に「オレンジジュースとマシンガン」というブログ記事を書きました。(https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200901070000/)  今回の件も端的に言えば、オレンジジュースを相手の顔に浴びせかけて挑発しているようなものでは? その後の事の進展は、ニュースで見ている通りです。
もうね、不毛な争いはやめましょうよ、と言いたくなります。いつもいつも、何かあればゴチャゴチャとぶつかり合い…。前にも書きましたが、子供でも分かる単純明快な真理は「報復に報復を重ねても問題の解決にはならない」ということ。この問題もしばらくすれば落ち着くと思いますが…。双方もっと良いこと考えましょうよ‼ 人生をこんな報復だけに使ってても楽しくないでしょ、と言いたくなります。え? 単純すぎ? 事はそう単純ではない? フム…でも結局、争い合うだけで何十年経っても何も解決してないやん…と心でつぶやく私。


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中東を旅するツアーコーディネータ。ヨルダン・レバノンに7年間滞在後、現在はトルコ在住。アラブ世界で泣いたり、笑ったり…異なる文化と言語に囲まれて奮闘する中東での生活をレポートします。地元密着の情報もどんどんアップしていきます。

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