ミュージカル "Notre Dame de Paris" と私の20代

私がイギリスはロンドンに語学留学していたのは、思い返せば17年も前‼ ロンドンに住んでいたのは半年だけでしたが、20代前半という多感な時期にイギリスに短期間でも住むという体験はその後の私の人生に大きな影響を与えました。

そんな留学期間にはまったのがミュージカルの魅力。レ・ミゼラブルも良かったけど、もっとはまったのがノートルダムの鐘(Notre Dame de Paris)。短い滞在期間で 3 回も観に行きました。もっと何度も観たかったのだけど、さすがに同じものを3回以上は時間的にも難しかった。ミュージカルの面白いところは1回1回の舞台が勝負であること。同じ舞台というのはあり得ない。キャストが変わっていることもありますし、同じキャストでもその時によって作り出すものが違う。とくにこの “Notre Dame de Paris” は踊りはほとんどなく、歌で魅了するタイプのミュージカル。だから1回1回が真剣勝負だったと思います。

3回観た中ではまり役ですごく好きになったのは、以下のキャストの組み合わせ。ちなみにフランス公演とロンドン公演の主演キャストは、ジプシーの娘役のエスメラルダ以外はほぼ同じでした。ここからはオタクみたいな内容になりますので、ご関心のない方はスルーしてくださいね(笑)。

背むしの醜い男カシモド役は言わずと知れた Garou。フランス人です。彼抜きにはノートルダムの鐘は成功しなかったでしょう。私が観た 3回とも彼が主役を務めていました。代役だったら、このミュージカルは台無しになるくらいはまり役でした。しわがれた声がなんとも言えず彼の役柄にマッチ。背むしという役で、体をかがめることばかりだったかと思いますが、そんな不自然な姿勢でよくあそこまで声が出るな、というくらい素晴らしい歌唱力でした。

本当の Garou はけっこう格好いい。↓

↓そして次のはまり役は、聖職者役の Daniel Lavoie。カナダ人です。この役者さんも実際はすごく格好良いのですが、この役ではちょっと異常(?)な気持ち悪い聖職者をすっごくうまく演じていた。エスメラルダへの欲望を淡々と歌い上げるなんとも怪しげな独特の雰囲気は彼しか出せないと思えるほど、はまり役でした。もちろん雰囲気だけではなく、歌もすごく上手‼

↓そしてお次はキャプテンと呼ばれる警備隊長役のこの方。イギリス人の Steve Balsamo。

Steve Balsamo はロンドン公演の時の役者さん。フランスではキャプテン役は Patrick Fiori というフランス人シンガーでした。Patrick Fiori はロンドン公演でも時々出ていたので、私は Patrick Fiori がキャプテン役の時も  Steve Balsamo がキャプテン役の時も両方観ました。でも  Patrick Fiori は肉付きが良くてちょっとプリッとしていて、わたし的にははまり役に思えなかった。 この細身のイギリス人 Steve Balsamo は、別のミュージカル “Jesus Christ Superstar” で主役を演じた有名なシンガーさんで、ノートルダムの鐘でも女性を二股にするようなやさ男をすっごく上手に演じていた。

↓そして話の進行役を兼ねた詩人の Gringoire 役としてカナダ人の Bruno Pelletier。

ロンドン公演では別の男性が  Gringoire 役としても出ていたのですが、どうしても顔が思い出せない…。私としては  Bruno Pelletier よりこの顔が思い出せない男性役者さんのほうがはまり役だと思っていますが、顔を覚えていない以上、探しようがない…。というのは、この  Bruno Pelletier は、ロンドン公演でアンコールの時に彼の持ち歌を披露したのですが、すっごく音を外してしまったんですよね~。ミュージカル中はそんなことなかったのに、疲れていたんでしょうか。アンコールにこたえて歌った歌が外れていて、ガクッときた覚えがあります(笑)。

↓そしてロンドン公演ですっごく輝いていたのは、このエスメラルダ役のオーストラリア出身のシンガー Tina Arena。

彼女の歌唱力は素晴らしい。彼女はロンドン公演の成功に大いに貢献したと思います。というのも、フランス公演のエスメラルダ役は全然声が出ていない。男性群に声がかなり劣っていてまったくもってダメ~。この Tina Arena が演じるエスメラルダは透明感とハリ・伸びのある声でエスメラルダを見事に演じ上げ、素晴らしかったです。一度代役だった時にあたってしまいましたが、Tina Arena がエスメラルダ役じゃないと舞台がくすんで見えました。

今ではこのミュージカルも You Tube で全部見れてしまいますが、17年前は You Tube なんてものもなかったので、一秒・一瞬でも見逃すまいと目をカンカンに開けて舞台を凝視していたものです。それでも、実際に舞台を見るあの独特の緊張感は You Tube からは感じられません。やっぱり私は体験派です。

なぜ突然こんな17年も前にはまったミュージカルの話をしたかといいますと、実はフランス人のルームメートアメリちゃんも10代後半でこのミュージカルにはまっていたらしく、私たちがヨルダンでレンタカーをしてプチ旅行に出かけるときにはいつもこの Notre Dame de Paris の CD をガンガンにかけて車をぶっ飛ばしていたから(笑)。

そんな懐かしいアメリちゃんが本日トルコに到着いたしますので…アメリちゃんとともにこの Notre Dame de Paris のことも思い出したわけです。さてさて、彼女の滞在中は思いっきり喋って笑って遊んで…2年半の空白を埋めたいと思っております。


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中東を旅するツアーコーディネータ。ヨルダン・レバノンに7年間滞在後、現在はトルコ在住。アラブ世界で泣いたり、笑ったり…異なる文化と言語に囲まれて奮闘する中東での生活をレポートします。地元密着の情報もどんどんアップしていきます。