ワディムジブ保護区―ヨルダンの隠れた観光名所

 

ヨルダン観光って、ペトラや死海だけ、と思っておられませんか? 日本人のお客様が回られるコースは大体決まっています。ペトラ、死海、ジェラシュなどを駆け足で。でも、ヨルダンにあるのはペトラだけではありません!!

 

 

ムジブとはなんぞや?・・・それは要約しますと、「ペトラと温泉と死海を同時に楽しめるアドベンチャースポット」

 

とはいえ、これだけでは語弊があるかと思います。ということで、このブログではムジブの魅力を何回かに分けて徹底解析いたします。

 

ムジブは死海の東側に位置しています。  この地域は聖書の中では「アルノンの奔流の谷」と呼ばれています。ムジブにあるのは深く険しい峡谷。数多くの支流を集め、ヨルダン川を別にすれば、四季を通じて死海に注ぎ込む唯一の重要な流れとなっています。

 

赤茶色の砂岩が険しい断崖を形成し、鋭く切れ落ちて狭い谷の両側面にそそり立ちます。ペトラのシークを思わせますが、さらに高く険しい!! 谷には四季を通じて涸れることのない澄んだ水の小さな流れがあって、沢山の魚が見られます。

 

ムジブを見ずしてヨルダンを見たとは言えない! ムジブは大人でもはしゃいでしまうアドベンチャースポット

 

この壮大な渓谷からあふれんばかりの水が死海へと注ぎます。ヨルダンは砂漠だなんて誰が言った?? このムジブをみるとヨルダンのイメージが変わりますよ。轟々と音をたてて流れる奔流に目を見張ります。

 

 

さてここで体験できるのは、幾つかのハイキング。大きく分けるとドライウォーキングとリバーウォーキングの2種類があります。つまり水に入るか入らないかの違い。

 

でもムジブといえば、やはり「リバーウォーキング」。この保護区は11月から3月末までは閉鎖されてしまいます。ドライウォーキングは冬でもご体験いただけるかもしれませんが、リバーウォーキングは春から夏にかけてだけ。

 

というわけで、やって来ました。今回のアドベンチャーのお供(とも)は、フランス人の友達2人とヨルダン人のライーダ嬢。総勢4名でムジブのリバーウォーキングに挑みます!!

 

ところでヨルダン人は運動しない・歩かない、ということは前にもお伝えしております。そもそもヨルダン人でこのムジブを知っている人はあまりいません。ライーダ嬢はスウェフィーエにある花屋を切り盛りする女性店長で、普段はゴールドのアクセサリーで身を飾り、きれいにお化粧してオフィスにどっかり腰を降ろしている典型的なヨルダン人女性。

さて彼女はこのリバーウォーキングを果たして生き残れるのか…? 一抹の不安を抱えながらの出発です。しかも私は彼女にツアーの詳細を告げていませんでした。だって「そんなのヤダ~~」なんて断られると困りますもんね。彼女には私たちのドライバーとして是非参加してもらわねば!! こんな打算もつゆ知らず、ライーダ嬢は黒のベンツでさっそうとやってまいりました。ゴメンちゃいね! さて、ではいよいよ出発です。皆様もお付き合いくださいませ。