1. ムサンダム地方

ムサンダムにはマスカットから国内線で移動していただくか、高速船をご利用いただく必要があります。ムサンダムで拠点となるのはハッサブという街。ボートツアーで、美しいフィヨルドを楽しんだりクムザールという最北端の村に出かけたりして、透き通った美しい海を楽しんでいただけます。

2. マスカット

ごつごつとした岩山と青い海に挟まれたオマーンの首都マスカット。幾つかの地区に分けられていますが、ルイやマトラ地区を拠点にするのが観光に便利です。地元のオマーン人との交流を楽しめるものマスカットの魅力。マトラ地区にあるマトラスークを散歩してお土産を探してみるのもいいかも。

3. ビマ・シンク・ホール

シンクホールとは、突然地面が陥没して地表に大きな円形の穴があく現象を指します。ぽっかり空いた穴の部分に水が溜まり、自然のプールを作り出します。ビマ・シンク・ホールはオマーン独特の大自然のほんの一例です。お時間のある方は是非お立ち寄りください。

4. ワディ・シャーブ

まだそれほど観光地化されていないワディ・シャーブ。ワディとはアラビア語で「谷」を意味します。岩山の間にできたワディ(谷)には現在も澄んだ水が悠々と流れていて、オマーンの秘境ワディの風景を作り出します。ワディの終着地点には洞窟があります。ワディ・シャーブは、時間に余裕のあるお客様にお勧めです。1日たっぷり使ってこの秘境をご探索ください。

5. スール

スールは海に面した港町。マスカットからは南東に150kmの地点に位置します。この街は、ワディ・シャーブやワディ・バニ・ハーリドへの玄関口となります。また時期によってはスール周辺にあるラス・アル・ジーンという海岸でウミガメの産卵あるいは子ガメのふ化を見ることができます。ウミガメの観察には事前のお申し込みと政府からの許可証が必要になります。

6. ワディ・バニ・ハーリド

オマーンを代表する秘境。とはいえ、ワディ・シャーブよりかなり観光地化されています。白い岩とエメラルドグリーンの水のコントラストがやはり息を呑むように美しい。オマーンのワディの雰囲気をちょっと味わいたいだけ…という方にはワディ・バニ・ハーリドがお勧めです。アドベンチャー好きな方・ワイルドな自然がお好きな方には、ワディ・シャーブがお勧め。

7. ワヒバ砂漠

オマーン東部の内陸部に広がるオマーンを代表する砂漠です。砂漠には幾つかキャンプ場があり、伝統的なベドウィン様式のテントでキャンプしたり、ジープツアーやラクダ乗りなど砂漠でのアクティビティを楽しんでいただくことができます。砂漠はオマーンの自然が生み出す多様な表情の1つ。

8. ニズワ

ニズワにはニズワ・フォートニズワスークなどの見所があります。ニズワに来たら、標高2000メートルを超えるジャバル・アフダルにもぜひ足をお運びください。ジャバル・アフダルには四駆でしか入ることができませんが、オマーンの息を飲む大自然に触れていただくには最適の場所。ジャバル・アフダルの頂上にある 5星の Alila Hotel でぜひ1泊してみてください。ジャバル・シャムスはオマーンで一番高い山で標高が3000メートル以上あります。鋭く切り落ちる断崖が連なる風景はグランドキャニオンさながら。ジャバル・アフダルやジャバル・シャムスではトレッキングを楽しんでいただくこともできますが、かなりの上級者コースとなります。トレッキングに適した靴などの装備はお忘れなく。

9. バハラ

バハラまたその周辺には、バハラ・フォートジャブリン城な見ごたえのある城塞(砦)やお城があります。バハラ・フォートは世界遺産に登録されています。

5. 南部ドファール地方

サラーラはオマーン南部の中心都市です。マスカットからは1000キロ以上離れるために、国内線でのご移動が一般的です。インド洋に面した南部はオマーンの他の場所とは異なり、季節風モンスーンの恩恵を受けて緑に彩られます。またサラーラは乳香の産地としても有名で、サラーラにある幾つかの観光地は「乳香の土地」あるいは「乳香の道」として World Heritage (ユネスコ世界文化遺産) に 2000 年に登録されています。