■ ディースィーエリア (保護区外) にあるキャンプ場

ディースィーエリアはワディラム保護区内に位置しておりません。代表的なキャンプ場としては、Beit Ali、 Hasan Zawaideh Camp、Wadi Rum Bubble Luxotel、Jamal Rum Camp、Sun City Camp、Mazayen Rum Camp などがあります。こうしたキャンプ場の経営者はワディラム出身のベドウィンではなく、ワディラム以外の場所から商売をしにやってきたヨルダン人です。キャンプ場は砂漠でありながら設備が整っております。ただしワディラム保護区外に位置しているために、地理上ではワディラムと名がつくものの実際にはワディラム保護区内には入っておられないことになります。とはいえ、周りは砂漠と岩山に囲まれていますので、ワディラム独特の雰囲気はお楽みいただけるかと思います。ジープツアーもディースィーエリアだけを廻る形態のものとなり、一般的なツアーでは保護区内には入りません。日本の代理店の多くはこうしたキャンプ場と提携しています。

さらに詳しくはこのブログ記事をお読みください。ワディラム保護区内にホンマに入ってはりますか?

■ 保護区内にある Luxury (ラグジュアリー) キャンプ場

保護区内には Memories of Aicha Camp のような「ラグジュアリーキャンプ」と呼ばれる形態のキャンプ場がございます。こうしたキャンプ場にはバブルと呼ばれるガラス製またはプラスチック製のドーム型の宿泊施設があり、砂漠であることを感じさせない快適な作りとなっております。ドーム内には冷暖房が装備されております。保護区内には、ラグジュアリーと呼ばれるキャンプ場が現時点で 2 つあります。Memories of Aicha Camp と Night Luxury Camp となります。このうち Night Luxury Camp のドームは設備が古くて快適ではありません。Night Luxury Camp とは取引をしておりません。

Memories of Aicha のホームページ

■保護区内のベドウィン風プライベートキャンプ場

ワディラム保護区内には、砂漠の奥深くにある小規模なプライベート・キャンプ場が点在しております。トイレは整備されており、簡易なシャワーの設備もございます。ただし砂漠内で水を確保するのは非常に難しいので、水圧がかなり低めです。トイレとシャワーは共有になりますが、トイレとシャワーがついたコテージタイプのテントを備えているキャンプ場もあります。こうした小規模なキャンプ場は砂漠の中にぽつんと建っているため、砂漠独特の静けさと満天の天の川を楽しんでいただけます。伝統的なベドウィン風のテントでのご宿泊になります。お休みの際はマットレスではなく、ベッドとなります。タオル等は常備されていますし、各テント内には電気が通っており携帯を充電していただくこともできます。当方では通常、お見積もりで Khaled Camp をご紹介させていただいております。またワディラム保護区には周辺にレストラン等が何もございませんので、ご宿泊時にご夕食もお付けしております。

Khaled Camp のホームページ

最近ではワディラム保護区内に架空のキャンプ場が林立しています。詳しくはこちらのブログ記事をご確認ください。
ワディラムの「架空」のキャンプ場にご注意
ワディラムの「架空」のキャンプ場-メリットとデメリット

ベドウィン風テント

ここで夕食をいただきます。宿泊客が集いあい、時にはかなりインターナショナルな雰囲気になるときにも。冬には薪(たきぎ)が燃やされて、パチパチという火の音を聞きながらしんしんと更ける夜のひと時を団らんで過ごします。


テントの中

こちらは3人部屋の様子。お一人様用のテントから、お2人様用、3名様用、そして大部屋まで、ご宿泊人数に合わせたお手配が可能です。ブランケット等はすべて常備されていますので、寝袋等をお持ちいただく必要はございません。ただし、砂漠の朝晩はかなり冷え込むこともあります。ジャケットなどの防寒具をお持ちになるようお勧めいたします。テント内には充電用の電気も通っていますので、携帯の充電をしていただくことができます。


トイレ

簡易な設備ですが、トイレも整備されています。シャワーもございますが、お湯は出ません。砂漠の真ん中にあるため、多少のニオイはご辛抱下さいませ。

コテージタイプのテント

Khaled's Camp にはトイレとシャワーがテント内に併設されたコテージタイプのテントもございます。シャワーの水圧は低いので、たっぷりとシャワーを浴びていただけるわけではありません。またソーラーパネルによる電気の供給となりますので、お湯は日中太陽が昇ったときのみご利用いただけます。とはいえ、トイレがテント内にありますので夜でも安心してお休みいただけますし、プライバシーが守られます。

 

ご注意いただきたい点

昨今はラグジュアリーキャンプと名がつくキャンプ場が増えておりますが、そのほとんどはワディラム保護区外の Diseh (ディースィー) と呼ばれるエリアに位置しており、ワディラムの保護区内に位置しているわけではございません。代表的なものとして、Hasan Zawaideh Camp、Wadi Rum Bubble Luxotel、Jamal Rum Camp、Sun City Camp、Mazayen Rum Camp などがあります。ワディラム保護区内にあるプライベートキャンプ場とは異なります。Diseh (ディースィー) にあるキャンプ場は、日本の代理店などのツアーによく含まれています。ツアーのコストを抑えるという理由などで日本の代理店を通すとDiseh (ディースィー) エリアのキャンプ場が紹介されますが、当方ではこうしたキャンプ場と取引をしておりません。またワディラム保護区内にも架空のキャンプ場が点在しております。詳しくは   ワディラムの「架空」のキャンプ場のご注意 もご参照くださいませ。