1. ガリラヤ湖周辺

旧約・新約ともに聖書にゆかりのある見どころにあふれています。古の過去から人々がこの土地を行き交い、数々の歴史を作り上げてきました。イエスが大々的な宣教活動や奇跡を行われたことでも有名で、イエスや使徒たちにまつわる教会が数多くあります。見どころが点在しているので、バスツアーなどに参加して主な観光地を回っていただくこともできます。ここに来られたら、「セイント・ピーターズ・フィッシュ」をお召し上がりになることもお忘れなく。セイント・ピーターズ・フィッシュはガリラヤ湖で取れる淡水魚で、揚げたての魚にライムを絞っていただきます。使徒ペテロがイエスの指示通りに魚釣りをしたところ、最初にかかった魚の口に硬貨が入っており、このお金で神殿税を支払ったという話がマタイによる福音書に載せられています。

2. ハイファ

エルサレム・テルアビブに次ぐイスラエル第3の都市。バハイ教のバハイガーデン(バハイ庭園)は一見の価値あり。

3. テル・アビブ

イスラエルきっての大都市。どことなく厳かな雰囲気が漂うエルサレムとは異なり、テルアビブは開放感あふれるオシャレな現代都市。テルアビブの白い町並みは世界遺産にもなっています。ぶらぶらと街歩きをするだけでもイスラエルの別の表情を見ることができて楽しいです。隣町のヤッフォは聖書にゆかりがある町。古代から非常に栄えていた港町です。小さい街なので、テル・アビブから少し足を延ばしてみて、のんびりしたこの港町のために半日を当てても良いかも。

4-1. エルサレム旧市街

エルサレム旧市街は4つのパートに分かれています。ムスリム地区、キリスト教徒地区、ユダヤ人地区、アルメニア人地区。それぞれに見どころがありますが、おもな見どころを押さえていただくために無料のガイディング(英語)をご利用になるのも一つの手。その後は思い思いに好きなところを回っていただけます。あるいは1日の日本人ガイドをご利用になって、旧市街を隅々まで満喫されるのもお勧めです。

4-2. オリーブ山

聖書に非常にゆかりがある場所で、数々の教会があります。イエス・キリストが最後の晩餐の後に弟子たちとともに時を過ごされたゲッセマネの園には、イエスの時代のものとされる樹齢2000年以上のオリーブの木が残っています。

5. マサダ

死海周辺の見どころの一つです。西暦70年にエルサレムがローマ軍によって包囲されたときに、何百人というユダヤ人たちがこの自然の要塞マサダに閉じこもり、最後まで抵抗したといわれています。抵抗は2年以上に及びましたが、最後の砦マサダはついに陥落し、ユダヤ人の大多数は自決します。もとは紀元前100年ごろに築かれた要塞で、その後ヘロデ大王が離宮兼要塞として改修しました。