死海の塩の橋 (Jisr al-Milh) | 歩いた人だけがたどり着ける死海南部の絶景 (ヨルダン)

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死海と聞くと、多くの人が思い浮かべるのは、リゾートホテルが立ち並ぶ北部の観光エリアかもしれません。ほとんどのツーリストは、このリゾートエリアに滞在します。もちろん、それも死海の楽しみ方のひとつです。

 

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死海に浮かび、プールでのんびり過ごし、スパやエステを楽しむ…。何もしない贅沢を味わえる、素晴らしいリゾートです。

 

でも実際のところ、死海に入っていられる時間はそれほど長くありません。塩分濃度が非常に高いため、20 分ほど浮遊体験を楽しんだら十分。泥パックをするにしても、死海で過ごせる時間はせいぜい 1 時間ほど。ヨルダン側の死海には強烈な西日があたりますので、午後からは灼熱の暑さになることも多いです。こうなってはもう、ビーチから退散するしかありません。

 

その後はプールに入ったり、エステを受けたり、レストランでゆっくり過ごしたりと思い思いの時間を過ごします。それだけでも十分に満足度の高い休暇です。

ただ、
 
「もっと自然そのままの死海を見てみたい」
「観光地化されていない景色を探したい」
「ヨルダンならではの絶景を見てみたい」
 
そんな方におすすめしたいのが、死海南部にある「塩の橋 (Jisr al-Milh)」です。ここには、歩いた人だけがたどり着ける死海の絶景があります。

リゾートでは見られない、本来の死海の姿

死海南部は、北部のリゾートエリアとはまったく異なる世界です。ホテルもありません。シャワーもありません。タオルを借りる場所もありません。

 

死海は塩分濃度が約 30% もあるため、入った後は身体が塩でベタベタになります。しかも死海周辺は非常に暑くて湿度も高いため、快適さだけを求めるならリゾートエリアの方が圧倒的に便利です。

 

正直に言えば、不便な場所です。それでも、この場所にはわざわざ足を運ぶ価値があります。なぜなら、ここには人の手がほとんど入っていない、本来の死海の姿が残されているからです。

 

空の色を映し出す水面
エメラルドグリーンに輝く浅瀬
そして真っ白な塩の地形

 

観光客で賑わうリゾートエリアでは見ることのできない、自然そのまま、原始の死海の風景が広がっています。

 

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死海の塩の橋 (Jisr al-Milh) とは?

ピンクレイクのさらに奥へ進むと、巨大な白い塊が現れます。ピンクレイクについては、こちらの記事をご参照ください。

 

「死海のピンクレイク (Pink Lake) と塩の橋|ヨルダンの絶景・秘境ガイド」

 

遠くから見ると岩のように見えますが、実はこれらはすべて長い年月をかけて形成された塩の結晶です。死海の水が蒸発するたびに塩が沈殿し、その層が何度も積み重なることで、まるで岩山のような地形が作られました。

 

その塩の塊が橋のように連なっていることから、この場所はアラビア語で「Jisr al-Milh (塩の橋)」と呼ばれています。

 

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真っ白な塩の地形と死海の青い水面が作り出すコントラストは圧巻。初めて訪れる人の多くが、「これが本当に死海なの?」と驚く場所でもあります。

歩いた人だけがたどり着ける隠れた絶景

塩の橋が特別なのは、その景色だけではありません。この場所は道路から見ることができません。

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手前にある木々で、幹線道路からは塩の橋はほとんど見えません。

車を停めた後、急な斜面を下り、自分の足で歩いて初めてたどり着くことができます。そのため、死海観光に訪れる多くの人が、その存在を知らないまま通り過ぎてしまいます。だからこそ、この場所には観光地特有の喧騒がありません。

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塩の橋から幹線道路を見た景色。この岩山に囲まれたエリアに、これほど美しい景色が広がっているとは誰も想像できません

聞こえるのは風の音と波の音だけ。目の前にはエメラルドグリーンの死海が広がり、その向こうには空とパレスチナ側の荒野の風景が続きます。

 

真っ白な塩の結晶が作り出した地形は、まるで別の惑星のよう。ヨルダンには数多くの絶景がありますが、「歩いた人だけが出会える隠れた絶景」という意味では、この塩の橋は間違いなく特別な場所です。

死海のピンクレイク(Pink Lake)

塩の橋へ向かう途中には、「ピンクレイク(Pink Lake)」と呼ばれる塩湖があります。

 
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この湖は塩を好む微生物(好塩菌)が作り出す色素によって、水面が淡いピンク色に見えることで知られています。死海の強烈な日差しと高い塩分濃度によって、この独特の色合いは一年を通して見ることができます。

 

ただし、実際にピンク色になっている範囲はそれほど広くありません。3〜4 個ほどの小さな塩湖が染まっている程度なので、想像していたより小さいと感じる方もいるかもしれません。

 

しかし、ピンクレイクは塩の橋へ続く入口のような存在です。ここまで来たなら、ぜひその先にある塩の橋まで足を延ばしてみてください。

 

ピンクレイクについて詳しく知りたい方は、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。

【死海のピンクレイク (Pink Lake) と塩の橋|ヨルダンの絶景・秘境ガイド】

死海南部の訪問時の注意点

このエリアには観光施設がありません。シャワー、トイレ、売店などの設備は期待できないため、十分な飲料水を持参することをおすすめします。

 

また、死海に入った後に身体を洗い流せるよう、真水を数リットル持っていくと便利です。死海の塩は想像以上に強烈で、身体に付着したままだとかなり不快に感じます。髪の毛もキシキシになります…。

 

駐車場周辺では地元の人が車の誘導を行っており、3JD 前後の駐車協力金を求められる場合があります。これは公式な入場料ではなく、現地の人たちが自主的に管理・案内を行っているためです。

死海南部の訪問時のおすすめの服装と持ち物

塩の橋へ向かうには急な斜面を下る必要があります。そのため、

 

運動靴でアクセスする
ビーチサンダルを持参する
帽子を着用する
サングラスを持参する
飲料水を多めに持参する
もし死海に入りたい場合は、死海の塩を洗い流すための真水を用意する

 

ことをおすすめします。

 

特に夏場は非常に暑くなるため、熱中症対策は必須です。

死海南部のアクセスとお勧めの時間について

塩の橋とピンクレイクは、死海北部のリゾートエリアからさらに南へ 30 分以上進んだ場所にあります。

 

観光客向けの標識はほとんどなく、道路からも見えないため、初めて訪れる方には少し分かりにくい場所です。また、アンマンから死海へ運行している JETT バスは、主要リゾートホテルまでしか行かないため、塩の橋やピンクレイクへ行くことはできません。

 

訪問する場合は、

 

 レンタカー
 タクシー
ウーバー
 ドライバー付き専用車

 

などを利用するのが一般的です。ただし、お帰りの際の足を確保しておかれるようにお勧めします。この付近では、流しのタクシーやウーバーはほぼ走っていません。

 

なお既に少し触れましたが、ヨルダン側の死海には強烈な西日が照り付けます。日陰はほぼなく、夏場は灼熱の暑さになりますので、午前中の訪問がお勧めです。

 

死海の夕焼けも素晴らしいのですが、これは死海でホテルにお泊りになる方向けです。もし日帰りなどで死海を夕刻に訪れたいと思われる方は、必ずお帰りの足を確保してください。そうでないと、死海で立ち往生ということになりかねません。

 

また塩の橋は観光地として整備されているわけではなく、急な坂道を下る必要があります。街灯などは一切ありませんので、夕刻以降の訪問はお勧めできません。

 

死海へのアクセス方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
【アンマンから死海への行き方】

まとめ

死海の塩の橋(Jisr al-Milh)は、観光地化されたリゾートエリアでは見ることのできない、本来の死海の姿を体験できる場所です。

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不便な場所ではありますが、その先には真っ白な塩の地形とエメラルドグリーンの死海が織りなす絶景が待っています。そして何より、この景色は歩いた人だけが見ることのできる景色です。

 

一般的な死海観光では物足りない方、ヨルダンらしい中東の風景を探している方には、ぜひ訪れていただきたい特別なスポットです。

死海観光を計画中の方へ

死海観光をさらに楽しみたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。

 

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塩の橋やピンクレイクは一般的な団体ツアーでは訪れることがほとんどないスポットです。Picturesque Levant では、塩の橋やピンクレイクを含む死海南部エリアへの専用車手配やプライベートツアーのアレンジも承っています。

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